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【竹やぶ箱根店】不思議なアート空間で食べる絶品蕎麦

たけやぶはこねてん【竹やぶ箱根店】

姥子の近くを通る県道脇に、ちょっと不思議なモザイクの看板があります。「このあたりに蕎麦の名店があるはず」とわかっていても見過ごしてしまうような看板の先にあるのが、千葉県・柏にある蕎麦の名店「竹やぶ」の箱根店です。
店の前に着くと、駐車場から壁から、あちらこちらにタイルやガラスがはめ込まれていたり絵が描かれていたりと、その独特な世界観は、はじめて訪れるとびっくりします。
竹やぶ箱根店の外観
タイルやガラスなどがあちこちに。「本当にお蕎麦屋さん?」と疑問に思うかも。
店内に足を踏み入れると、その世界観がますますアップ! ある企業の保養所だった建物を天井から床まで丸ごとリノベーションしたという店内は、壁やついたてなど手作り感たっぷりの空間が広がっています。
箱根竹やぶ店内
天井が印象的な店内。でも足もとの床も素敵です。
箱根竹やぶ店内
光がたっぷり入って気持ちいいテラス席。
竹やぶ箱根店
お蕎麦屋さんということを忘れてしまいそうなオブジェ。
竹やぶ箱根店 店内
こんなオブジェが飾られていたり。背景の壁もカラフルなのがわかりますか?

この世界を作り上げているのは、柏の「竹やぶ」を興した阿部孝雄さん。今でこそ当たり前のように多くの店がやっている自家製粉の草分けとして、そば好きの間ではあまりにも有名な方です。

ここ箱根店は2003年にオープン。

おすすめは、そばの味をじっくりと味わえる「せいろそば」です。

竹やぶ箱根店
せいろそば1000円。絶品です。

長野・黒姫高原産のそば粉をメインに使っている「竹やぶ」ですが、今年は早く終わってしまったそうで、この日に使っていたのは新潟・南魚沼の塩沢産の蕎麦粉。

細めの10割そばは、香り高くのど越しもいい絶品です。

阿部孝雄さんは、江戸そばの老舗「池之端藪蕎麦」で修業されたといことで、つゆもかなり濃い目。たっぷりとつゆにくぐらせてしまうと、そばの味がわからなくなってしまうので江戸っ子のように蕎麦の下の方だけをつけて食べてみてください。

「せいろそば」1枚では1食分には少ないので、サイドメニューとしておすすめしたいのが「そばがき」。

粗挽きそばがき
コーヒーミルで手挽きした粗挽きそばがき1300円。

メニュー名のとおり、なんとコーヒーミルでそば粉を手挽きをしているのです。だから、そば粉の風味は抜群! フランス産のゲランドの塩も添えられているので、塩だけで食べてみると、さらにそばの風味が引き立ちます。

ほかに、とろろそば、にしんそばなど、温かいそばのメニューや、数量限定の「田舎そば」もありますが、田舎そばはかなり早い時間になくなってしまうことが多いので狙うなら早めの時間に。

また、「天狗舞」や「鄙願(ひがん)」「八海山」などのお酒にあうつまみもあります。

ぜんまい
そば粉と同じ、新潟・塩沢から送ってもらっているという「ぜんまい」600円。緑色を残して煮上げているのが特徴。
棒にしん
時間をかけて炊きあげている「棒にしん」1000円。やわらかく旨みの濃い味は日本酒にぴったり。

このそばがきやせいろ、小さなにしんそば、甘味がセットになった「旅三昧」というメニューもあり、冷たいおそばと温かいおそばの両方を楽しみたい方にはこちらもおすすめです。

箸置きなど
机の上にあった薬味をおく台や、箸置きなども阿部孝雄さんの作。
竹やぶ箱根店 店内
壁にさりげなく埋め込まれているのが、なんと魯山人の器でした!

昼の営業は16:30ごろまでやっていますが、基本的にはそばが終わったら閉店の売り切れじまい。週末や連休、紅葉シーズンなどはかなりの混雑をするので、早い時は15時前に終わってしまうこともあるのでご注意を。ちなみに昼の予約はできません。

逆に夜は、予約があった時のみの営業。「おまかせ料理」のコースのみで、8,000円または10,000円で、2名から受け付けです。

 

(2017年12月15日現在の情報です)

住所 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根160-80
電話 0460-84-7500
営業時間 11:00 ~ 18:00(18:00以降は予約のみ営業)
定休日 水曜日
アクセス 箱根湯本駅からバス「箱根園」行きで約40分、「かんぽの宿前」バス停下車徒歩3分。箱根本箱から車で15分
駐車場 あり
公式サイト http://www.takeyabu.co.jp/hakone/